屋久杉自然館

屋久杉自然館のご紹介

屋久島の自然や歴史がまるわかり。

屋久島の自然や文化、歴史などを実物展示や映像、資料でわかりやすく説明。
人数が揃えばお願いしてスタッフの案内もお願い出来る親切丁寧な公共施設
旧屋久町時代に屋久町が建設したもの、中も床面にツガのブロックを敷き詰めてなかなかの足触り。
縄文杉の「命の枝」、実物が展示してあり、縄文杉の枝の年輪を肌で感じる事が出来る。
また古くからの映像が残り歴史的にも面白く、現代の自然や観光地なども映像としてあり「屋久島お勉強」にはもってこい。
屋久島来島時の最初に見て予習するのがオススメ!
入館料 大人600円 高校・大学生400円 小中学生300円 20名以上団体割引、1人100円割引

トロッコ
通称「トロ」、伐採屋久杉の搬出に活躍しました
小杉谷集落や石塚集落の人達の生活の足としても活躍しました。
トロッコも屋久杉も実物、現在も走っています。

宇宙屋久杉
屋久杉の種をスペースシャトルで宇宙へ持っていき発芽させたもの、発芽したのは5個でそのうち2個が屋久島にある。
日本の総理でもシャトルには乗っけてくれないが、屋久杉ともなると別、屋久杉もメジャーデビュー。

天柱橋
太忠岳に聳える大岩を天忠石と言うがそれにちなんだ屋久杉の橋。
実際に沢に掛けられていた物が台風で流出、運んでこちらえ展示してある、手摺りのないこの橋を渡るのは実際恐そう。


茶店
敷地内に茶店がありお茶が出来る、お団子などもありくつろぎの時間が過ごせる。
旅日記の書き込みノートがあり、読んでも面白いが書いてみるのもいいかも、お土産もある。

受付
受付横の4面スクリーン、日本各地の国立公園のライブ映像が届く
もちろん屋久島も国立公園、「霧島屋久国立公園」に指定されているので配信される。

屋久杉の小物
屋久杉自然館別館で子供達の体験工房を行う、修学旅行生や遠足が対象で、そこで造られるモデルになるものなどもある。
変わり種があるので一見。

縄文杉「命の枝」
縄文杉の枝が大雪の重みで折れたので、皆様の募金によりこちらへ展示させて頂いております。
元の写真で確認すると小さく見えるのですが、実際はかなり大きいです。

命の枝の年輪
写真右が命の枝先、わずか20センチ程の直径に約1,000本の年輪。
半径は10センチなので、年輪幅はわずか0.1ミリ、さすが縄文杉。
「老眼持ってきてぇー」と叫ばないで下さい。

胸高周囲
写真の床面には縄文杉の胸高周囲の断面が掘ってあります、さすがにデカイ。縄文杉の胸高周囲は16.4メートルで屋久杉では1番。

縄文杉発見当時の新聞
縄文杉は昭和41年、地元の岩川氏によって発見されました。
伝説で伝わる「大岩みたいな杉がある」を信じてついに発見しました、伝説の通り「大岩杉」と命名しましたが、後に現在の縄文杉の名付けられました。少し残念な気がします。

縄文杉の樹齢
縄文杉の樹齢には諸説ありますが、2,170年以上ではることははっきりしています。炭素C14の経年劣化で空洞内側面の樹齢が2,170年なので、それに空洞分を加えたのが樹齢になります。およそ3,000年から4,000年でしょうか。

命の枝の樹齢
命の枝の樹齢は各所で異なりますが、最長で1,650年です。
枝1本が1,650年も生きてるからすごいです。

屋久杉
屋久杉の寿命はおよそ3,000年と言われます、年輪に3,000年の歴史と気象データが蓄積されます。
屋久杉の年輪幅からここ3,000年の詳しい気象データがわかり、炭素C14経年劣化の各年の補正幅を決める目安として使われます。
屋久杉って思わぬ所で役立っています。
植物の限界寿命はおよそ3,000年、この寿命を持つのはニュージーランドの「タネマフタ」、アフリカ大陸の「バオバブ」、屋久島の「屋久杉」になります。
屋久杉は地球上の最長寿の生き物になります。

屋久杉の年輪、樹齢1,660年
屋久杉の年輪は写真の通り中心が偏ります、これは皆さん日差しの関係で南に膨れると勘違いされます。
実は膨れてる側が傾斜の下側、狭い方が傾斜の上側です。ちなみに傾斜の上側はウロになりやすいです、この場合左上が傾斜の上側。縄文杉も同じく傾斜の上側、デッキ反対側はウロです。

屋久杉の活用
屋久杉は江戸時代島津家により年貢として平木にされ徴収されていました。
平均的な屋久杉1本伐採するのに男性7人で10日かかり、平木にするのに10人で10ヶ月かかったとされます。
10人で年1本しか加工出来なかったみたいです。

平木の年貢換算
米一俵は60キロ、それに相当するのが平木2,300枚、俵の後ろの料がそれ、その分に匹敵するのがさらに後ろの屋久杉の塊。
平木は長さ60センチ×幅10センチ×厚み3ミリ程、1本の屋久杉から15,000枚から20,000枚程加工出来たと想像される。

平木
平木は現在の屋根瓦に相当するもので、屋久杉は樹脂が通常の杉の8倍程あり腐りにくいため重宝された。島津家はこちらを年貢として徴収し、大阪などへ売って金品に替えた。

平木の加工
平木はまずブロックに加工され、1枚1枚斧と木槌で裂く用に加工される、その為木目が真っ直ぐで無いものか加工出来ないため加工途中で放置されたりしている。
試し切りで最初に木目確認がされる。

加工道具
ノコや斧、鎹(かすがい)などと皮を剥ぐ道具やカンナのオバケみたいな物までさまざま、年月と伴に改良されている。
かすがいは丸太と丸太をつなぐU時形の大クギ、ここから「子は鎹」という言葉があると思われる。

大型チェーンソー舶来
昭和30年代に入ると大型チェーンソーがドイツよりもたらされる。
なにせデカくて重い、大男の私が持ち上げるのがやっと、これを振り回し、伐採したかと思うと腕力は如何ほどなのか?
振動が激しく、手の毛細血管がきれてロウみたいに白くなる公害病「白蝋病」が出始めたのがこの頃。

スギの年輪比較
スギは日本の固有種で1種しかない、普通のスギも屋久杉も同じ。
こちらでは秋田杉、梁瀬杉、屋久杉、地杉が比較対照で展示されている。

各材木ブロック比較
屋久島に自生する植物のブロック比較。
様々な重さで比重がことなる、アカガシなどは硬い上かなり思い。キリ系統は水分が多い為乾燥して変形している。
カシやイスの木は硬いので木刀やそろばんの珠などに加工されていた。

屋久島範囲図
屋久島の地図上で緑の部分が霧島屋久国立公園、赤い線内が世界自然遺産登録地。
屋久島はおよそ500平方キロ、およそ100平方キロが世界自然遺産登録地、全体の2割程。
その殆どが山間部や山頂部に集中する。

地質(岩石)
屋久島の中心部より80パーセントが花崗岩で占められます。
周囲に堆積岩が広がり、頁岩が中心になります。
花崗岩の地域は石英が多く、水晶の産地になります。
屋久島も水晶やアメジスト(紫水晶)などがあります。

屋久杉の塊
屋久杉の原木を展示して肌で触って質感を感じたり、サンドペーパーで削って独特の臭いを感じるコーナー。
貴重な屋久杉なので是非ためしてほしい。

植生展示
屋久島の平地、山岳地を植生分けして展示してある。
2階層に分かれて見る事が出来る。
シャクナゲなども展示してある。

縄文杉実物大パネル
カメラの特性上完全な実物大では無いが、ほぼ実物大のパネル。
行った気になってこちらで記念撮影される方が多い。
私のお客さんで、家族の中で父親1人が縄文杉を途中リタイヤして紀元杉観光の際、写真撮影して会社の同僚にあH行った事にした方もいらっしゃった。

屋久杉パネル
いろんな屋久杉のパネルを展示している。
縄文杉は横顔もある、私自身は縄文杉は右横からの写真がお気に入り、迫力有り美しい老人の横顔。

地階展示コーナー
地階は様々な歴史パネルや自然環境パネルが掲載されるスペース。
年ごとや季節事に変わるが現在の様子、右側にも沢山掲示されている。

姉妹木提携
ニュージーランドのアボリジニの御神木「タネマフタ」と「縄文杉」の姉妹木提携を記念してアボリジニや文化などを紹介するコーナーを新設してある。
同じ最長寿植物で同じ御神木同士御親睦を深めたい、あれ?。

地階鑑賞スペース
屋久杉テーブルの上に屋久杉関連紙がありお勉強。
屋久島にどのような屋久杉があるか観察できる、また屋久島関連の本もある。

屋久島投影絵図
屋久島のなんとも美しい投影絵図が飾られている。
地図代わりにもなりなかなか詳しい、山好きにはたまらない逸品。
この複写図が自然館で販売されている、オリジナルより一回り小さめで色合いも若干薄いが飾るのには面白い。

昭和中期の屋久島
昭和30年代から小杉谷集落を中心に屋久島の全景などをNHKが撮影した資料映像が流れる。
まだこの時期は縄文杉は発見されていない、昔のおばさんなどを見ると、「こんな金歯の人いた、うちのおばあちゃん」などと懐かしい。

映像ホール
屋久島の大自然を十分に堪能出来る内容で構成されている。
この映像を見たら実際その場所に行った気になる、ちょっと問題か?現物も是非見て下さい
山の景色などもすばらしく、滝も迫力あります。

サクララン
撮影日に地階にサクラランが展示してあった。
季節事にシャクナゲなどの展示があったりするので見物。

おもしろ植物
屋久杉自然館の館長がかわり、今回の方は植物好き。
自分でも植物園を開き、いろんな植物を売っている、こちらにもオオタニワタリなどが展示販売されていた。
受付横にちっさなスペースでかわいい。

屋久杉自然館、別館
本館敷地入り口の階段を下りたところにある、こちらは無料。
入り口には大きな輪切りの各地の杉があり、裏庭も広くてかなり綺麗。春はやまももが沢山実をつける。
木工クラフトが併設する。

屋久杉の切り株
屋久杉の平木を切り出した残りの切り株。
ヘリで搬出して万博に出展された、その後こちらで資料展示されている。
なかなか大きく迫力ある、こちらは見物料タダ。

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