山岳・高山植物

屋久島の山岳・高山植物

ヤクシマシャクナゲ010.JPGビャクシン02.JPG

屋久島の山岳高地に生息する植物

屋久島の山岳、高地は標高が高く気候的には亜寒帯になります
その気候は本州の東北地方や北海道地方と同じで、植生や昆虫なども同一近似種などが多数みうけられます。
また高地には本州に生息するが九州には生息せず九州では屋久島にのみ生息する種も少なくありません。
また屋久島の固有植物は高地のその種が多いのも事実です。

アセビ.JPGアセビ
ヤクシマアセビとも言う本種は屋久島が南限の植物。
花之江河の縁や黒味岳周辺で見られる。
春に花が咲くので花之江河で昼食を取りながら見るとよい。

ビャクシン02.JPGビャクシン
正式名称はツクシビャクシンと呼ばれる、高山帯の花崗岩の上に這う。
ヒノキ科の植物で盆栽檜のイメージが似合う。
こちらも屋久島が南限の植物。

オオカメノキ.JPGオオカメノキ
すいかずら科の植物で花之江河から黒味岳にかけて見られる。
夏に小さな花と大きな白い花弁が見られ、秋には紅く熟した実が見られる。

コハウチワカエデ (7).JPGコハウチワカエデ
高山帯の登山道で時々見かける楓で紅葉が見事な木
子供の手のひらのようでなんともかわいらしい。
屋久島が南限の植物。

サザンカ02.JPGサザンカ
屋久島のサザンカは比較的高地に生息し、一重咲きである。
サザンカはツバキ科でお茶な木などの仲間である。
和名は山茶花

PA092158.JPGモウセンゴケ
屋久島の高山帯で見かける食虫植物。
いかにも食虫植物という姿である、粘液があり虫が着くと捕らえて消化してしまう。
屋久島が南限の植物。

ハリギリ.JPGハリギリ
ウコギ科でミヤコダラの仲間。
夏に黄緑色の小花が沢山咲き、昆虫が沢山群れている。
秋には黄色く紅葉し、子供の手の様な葉の形をする。

ヤマボウシ04.JPGヤマボウシ
花は小さく弁が白く大きく花弁の様に見える。
ミズキ科で屋久島を南限とする植物、類似種でアメリカヤマボウシがあり、別名ハナミズキ。アメリカハナミズキと書かれている事があるが間違いである。

コバノフユイチゴ01.JPGコバノフユイチゴ
屋久島では標高500メートル以上に生息する。
秋には紅い実が付き、食べると種が口に残る。
通常の野いちごより粒数は少ないが1粒が大きい。

ヒカゲノカズラ01.JPGヒカゲノカズラ
高地に生息するシダの仲間
全国に広く分布し、林道脇の斜面などで見かける。
長く延びるのが特徴で夏に胞子の穂を延ばす。

IMG_0068.JPGヤマグルマ
モチノキやトリモチノキと呼ばれ、樹脂から鳥もちを造れる。
絞め殺しの木と呼ばれ、杉などに巻き付きじわりじわり絞め込み枯らしてしまう。山岳地ではヤマグルマ、低地ではガジュマルが絞め殺しの木として知られる。

ウラジロガシ.JPGウラジロガシ
カシの仲間で葉の裏が白い種
カシは硬くて丈夫なので木材としての利用価値が高いが加工しにくいのが特徴。
鉈折れとも呼ばれる。

サクラツツジ.JPGサクラツツジ
屋久島の春山を代表する植物で春になると桜の様な花を咲かせる、遠目に見ると桜に見える。
ツツジでは高木になる種で5メートル位まで成長する、屋久島ではカワザクラと呼ぶ。

ヒカゲツツッジ01.JPGヒカゲツツジ
高地の大木に着生するのを見かける。
サクラツツジに比べて数がかなり少なくなかなか見かけない、黄色い花で美しいツツジで人気が高い。

ヒメシャラ (2).JPGヒメシャラ
ツバキ科の植物で夏椿の仲間。
紅葉するが葉は黄色くなり紅くならない、近似種にシャラやバクチノキなどがある、またヤクシマサルスベリも近い仲間。
屋久島の森ではオレンジが映えなんとも美しい空間を演出してくれる。

サカキ.JPGサカキ
神事によく用いられるのがサカキ、屋久島には固有種のヒメヒサカキがあり、またハマヒサカキなどは低地のどこにでも存在する

ハイノキ.JPGハイノキ
ハイノキ科の独立した種で春に小さな白い花を無数に付ける。
燃やして灰を染料にしたのが名前の由来と聞く、南では芭蕉布を染めるのに用いられた。

リンゴツバキ.JPGリンゴツバキ
ヤブツバキの仲間で学名はヤクシマツバキと言うが解説書でも地元でもリンゴツバキとしか紹介していない。
姫リンゴの様な実を付ける、花は冬から春にかけ真っ赤な花を付ける。

IMG_0037.JPGサルノコシカケ
レイシとも呼ばれ漢方薬などにガンに効くと言われ調合される。
キノコの仲間でまれに見かける。

ナチシダ (2).JPGナチシダ
シダの仲間で1メートル位まで成長する。
シダはワラビ科なので新芽はわらびになる、屋久島は雨が多く気温が高いのでシダの宝庫である。
ヘゴやウラジロをよく見かける。

ミヤマシキミ (2).JPGミヤマシキミ
ミヤマシキミはミカン科の植物でシキミの仲間ではない。
雌雄異株で葉にはみかん特有の油点が多く見られる。

シキミ (2).JPGシキミ
モクレン科の植物で神棚に供える
通常はシキビと呼ぶ地域が多いと思うがシキミが正式名称である。

IMG_1105.JPGアオキ
ミズキ科の植物で赤い実が付く
赤い実が付くのでセンリョウやマンリョウと見間違えるが、葉がシキミとよく似るので区別出来る。

IMG_1143.JPGキミノセンリョウ
センリョウには赤い実と黄色い実がありこちらは黄色に成長する。
センリョウとマンリョウの見分け方は実の付き方と言うが個体差もあるし実が付いてない時期の方が長い。葉の外郭がギザギザが大きいのがセンリョウ。

ヒメアリドウシ.JPGヒメアリドウシ
アカネ科の植物でアリドウシの変種
ヒメとは植物用語や動物用語で小さいを意味する言葉。
アリドウシの葉が小さいなどの特徴がある。

IMG_1177.JPGアリドウシ
アカネ科の植物で名前の由来は、アリをも通す細く尖ったトゲがあるのが特徴。
真っ赤な実を付ける。

IMG_0409.JPGマムシグサ
サトイモ科で蒟蒻芋の仲間。
有毒植物で、春にマムシの鎌首みたいな花を付けるがあまり美しいとは言えない。
実は生け花にも用いられる。

ドングリ01.JPGマテバシイ
シイノキの仲間でようはドングリ
シイの仲間は多くスダジイなど数が多くブナ科の植物。
日本人はお米の前はシイの実を主食としていたそうである。

イイギリ02.JPGイイギリ
屋久島にはイイギリやアブラギリ、ハリギリなどのキリの仲間が多い。
イイギリの名前の由来はおむすびを葉で包んだ事に由来し、飯を包む葉、飯桐から来ている。

アブラギリ01.JPGアブラギリ
江戸時代に中国南部より持ち込まれた帰化植物で、実より桐油(トウユ)を取ったことに名前が由来する。
春に白い花を沢山咲かせ、それに合わせてツバベニチョウが羽化する。

IMG_1199.JPGスギ
スギは日本固有の種で真っ直ぐな木から名前の由来とする木
屋久杉や秋田杉、梁瀬杉などあるが杉は杉で1つの種であり違いは無いとされる、ただ屋久島では隔離された地でだんだん変異してきていると思われる。日本の杉の紀元は屋久島で北上したと思われる、南限の植物。

IMG_0303.JPGヒノキ
ヒノキは杉と酷似するが、葉を並べるとつぶれているのがヒノキで尖った葉をするのが杉である。
この写真は紀元杉ち着生しているヒノキ、紀元杉には葉は殆ど無い。

ツガ02.JPGツガ
トガと良く呼ばれるマツ科の植物。
島にはツガやモミが高地に生息する、幹から真っ直ぐ枝が出るのがモミで曲がって出ていたらツガである。
高山帯の針葉樹の殆どが南限の植物である。

モミ01.JPGモミ
モミの寿命は300年から400年程度であるが、屋久島には750年にもなるモミも生息する。
成長が比較的早い針葉樹は短命になる傾向にあるようである。

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